特徴
「日本の活字書体名作精選」は、明治以降の百数十年にわたる日本近代活字史の中で主流であった活字書体や、その後の写植書体やデジタルフォントに多大な影響を及ぼした書体を中心に9種類を厳選した仮名フォント集です。その選定にあたっては、印刷史研究会監修のもと、書体選定を府川充男氏、原字再設計を小宮山博史氏が担当しました。 どれもが近代活字の代表的存在であり、現代に至るまでフォントデザインに大きな影響を与え続けている、築地活版製造所の初号、一号、三号、五号、三十五ポイント活字の文字を覆刻した7書体に、築地活文舎の五号活字と江川活版の三号行書を加えた珠玉の9書体。いずれもオリシナルの風合いをそこなうことなく、デジタルフォントとしての使いやすさを高めてリファインしたものです。 仮名は文章中の出現頻度が高く、漢字とくらべて面のデザインの変化が大きいことから、同じ漢字を使用していても、仮名を差し替えるだけでかなり印象の異なる組み結果が導き出されます。そのようなこだわりに応え、また新しいフォントを設計する際のリファレンスとしても好適。歴史的な意義も深いフォント集であると言えます。
字形
タイプテスター
築地体初号仮名
ひとになじむバランスのもじ
築地体三十五ポイント仮名
ひとになじむバランスのもじ
築地体一号太仮名
ひとになじむバランスのもじ
築地体三号細仮名
ひとになじむバランスのもじ
築地体三号太仮名
ひとになじむバランスのもじ
江川活版三号行書仮名
ひとになじむバランスのもじ
築地体前期五号仮名
ひとになじむバランスのもじ
築地体後期五号仮名
ひとになじむバランスのもじ
築地活文舎五号仮名
ひとになじむバランスのもじ
組み合わせテスター
あの在来の乳白ガラスの浅いシェードを附けて
球をムキ出しに見せて置く方が、自然で、素朴な気持もする。夕方、汽車の窓などから田舎の景色を眺めている時、茅葺きの百姓家の障子の蔭に、今では時代おくれのしたあの浅いシェードを附けた電球がぽつんと燈っているのを見ると、風流にさえ思えるのである。しかし煽風器などというものになると、あの音響といい形態といい、未だに日本座敷とは調和しにくい。それも普通の家庭なら、イヤなら使わないでも済むが、夏向き、客商売の家などでは、主人の趣味にばかり媚びる訳に行かない。私の友人の偕楽園主人は随分普請に凝る方であるが、煽風器を嫌って久しい間客間に取り附けずにいたところ、毎年夏になると客から苦情が出るために、結局我を折って使うようになってしまった。かくいう私なぞも、先年身分不相応な大金を投じて家を建てた時、それに似たような経験を持っているが、細かい建具や器具の末まで気にし出したら、種々な困難に行きあたる。たとえば障子一枚にしても、趣味から言えばガラスを篏めたくないけれども、そうかといって、徹底的に紙ばかりを使おうとすれば、採光や戸締まり等の点で差支えが起る。よんどころなく内側を紙貼りにして、外側をガラス張りにする。
あの在来の乳白ガラスの浅いシェードを附けて
球をムキ出しに見せて置く方が、自然で、素朴な気持もする。夕方、汽車の窓などから田舎の景色を眺めている時、茅葺きの百姓家の障子の蔭に、今では時代おくれのしたあの浅いシェードを附けた電球がぽつんと燈っているのを見ると、風流にさえ思えるのである。しかし煽風器などというものになると、あの音響といい形態といい、未だに日本座敷とは調和しにくい。それも普通の家庭なら、イヤなら使わないでも済むが、夏向き、客商売の家などでは、主人の趣味にばかり媚びる訳に行かない。私の友人の偕楽園主人は随分普請に凝る方であるが、煽風器を嫌って久しい間客間に取り附けずにいたところ、毎年夏になると客から苦情が出るために、結局我を折って使うようになってしまった。かくいう私なぞも、先年身分不相応な大金を投じて家を建てた時、それに似たような経験を持っているが、細かい建具や器具の末まで気にし出したら、種々な困難に行きあたる。たとえば障子一枚にしても、趣味から言えばガラスを篏めたくないけれども、そうかといって、徹底的に紙ばかりを使おうとすれば、採光や戸締まり等の点で差支えが起る。よんどころなく内側を紙貼りにして、外側をガラス張りにする。
ご利用方法
| フォント名 | 仕様 | デスクトップ | ボリューム | サーバー | Morisawa Fonts | Webフォント | macOS | Adobe Fonts |
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| 築地体初号仮名 | 仮名 | |||||||
| 築地体三十五ポイント仮名 | 仮名 | |||||||
| 築地体一号太仮名 | 仮名 | |||||||
| 築地体三号細仮名 | 仮名 | |||||||
| 築地体三号太仮名 | 仮名 | |||||||
| 江川活版三号行書仮名 | 仮名 | |||||||
| 築地体前期五号仮名 | 仮名 | |||||||
| 築地体後期五号仮名 | 仮名 | |||||||
| 築地活文舎五号仮名 | 仮名 |