特徴

仮名は文章中の出現頻度が高く、漢字とくらべて画のデザインの自由度が高いことから、同じ漢字を使用していても、仮名を差し替えるだけでかなり印象の異なる組み結果が導き出されます。そのようなこだわりに応えるため、ヒラギノフォントはさまざまな用途の仮名を用意しています。 游築五号仮名は、明治後期に東京築地活版製造所が本文用として提供して以来、長きにわたって名声をほしいままにしている傑作「五号明朝体」がもつ伝統的な骨格を、字游工房が新しい感覚でリファインした仮名書体です。大きさ、太さ、寄り引き、姿勢、空きの関係をすべて見つめなおしました。そしてオリジナルは金属活字であるため、太さは本文用の一種類のみでしたが、ヒラギノ明朝の漢字と組み合わせて使うことができるよう、W2~W8まで7ウエイトすべてを用意、幅広い用途で使えます。すなわち、活字には存在しなかったW6~W8といった見出しに使える太仮名や、より繊細な細仮名も使えるようになりました。それはまさしく写植でも得ることができなかった、デジタル飜刻ならではのメリットです。

字形

字形の例